悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が低いとどうなる?

悪玉コレステロール(ldlコレステロール)は低い方がよいと思われる傾向がありますが、これは脂質異常症の方やその兆候がある方の場合です。
検査結果で正常値の範囲内であったならば、数値を下げる必要はありません。

しかし、日本人の多くが、「コレステロールは高いより低い方がいい」という意識を持っているため、より下げようとする人が少なくありません。
これは、実は危険な行為です。

今回は、悪玉コレステロールが低いとどうなるか、そこに焦点を当ててお伝えして参ります。

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ldlコレステロールが異常に低いのは危険!?

ldlコレステロールが高いと動脈硬化を引き起こすといわれているため、検査結果などで低いことが分かった場合、喜ぶ人がほとんどでしょう。
しかし、本当に喜んでよいのでしょうか。

ldlコレステロール値が平均を大きく下回っている場合は、そこに何らかの病気が潜んでいる可能性も。
以下は、ldlコレステロール値の正常値を表しています。

悪玉コレステロール(ldlコレステロール)の正常値
(2014年4月5日現在)

男性

女性

72〜178

31〜45歳

61〜52

46〜65歳

73〜183

66〜80歳

84〜190

この表の数値は、2014年4月に発表された新しい基準値です。
従来の正常値は、男女共通で60〜119とされていました。
これまで推奨されてきたコレステロール値が低過ぎるという声に応えて大幅な緩和が行われ、今回数値が引き上げられたのです。

この見直しは、悪玉コレステロールが低過ぎることの危険性が認められた結果ともいえるでしょう。

悪玉コレステロールが低いことによる3つの危険性

それでは、悪玉コレステロールが低過ぎることの危険性とは、一体何なのでしょうか。

1、低栄養

悪玉コレステロールが低い人の食生活は、動物性食品の摂取が極端に少ないことがほとんどです。
肉やベーコン、卵、バターなどを積極的に摂取することで、不足した栄養素を補うことが可能です。

2、ガンや心筋梗塞などによる死亡率アップ

悪玉コレステロールが高い人より、低い人の方がガンや心筋梗塞による死亡率・発症率が高いことが分かっています。
恐ろしい病気から身を守るためにも、ldlコレステロールを高めて免疫機能を向上させることが重要です。

3、甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの増加によって、代謝が亢進して脂肪の代謝が促されます。
それに伴って、ldlコレステロール値が低下していきます。
動悸や発汗、手の震え、倦怠感、体重減少などの症状に心当たりがある場合は、医師の診察を受けましょう。

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