低HDLコレステロール血症ってなに?体にどんな影響があるの?

善玉コレステロールとよばれるHDLコレステロールですが、この数値が低すぎる場合、低HDLコレステロール血症と診断されます。
低HDLコレステロール血症になると、体にどのような影響があるのでしょうか。

今回は、低HDLコレステロール血症について、くわしくお伝えしたいと思います。

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低LDLコレステロール血症って?

低HDLコレステロール血症の前に、まずは低LDLコレステロール血症についてお伝えしたいと思います。

高LDLコレステロール血症は動脈硬化の原因ということもあって、あちこちで予防や対策が促されていますが、低LDLコレステロール血症に関しては、その危険性について注目を浴びる機会があまり多くありません。

悪玉とよばれるLDLコレステロール値は数値が高いほど動脈硬化の危険性が高まるため、高LDLコレステロール血症のリスクがより強く懸念される傾向があります。
しかし、低コレステロールでは低栄養や死に至るリスクが高くなることが認められており、その点からみると実は低LDLコレステロール血症も恐ろしいということがよく分かります。

低HDLコレステロール血症って?

低LDLコレステロール血症と名前はよく似ていますが、こちらは善玉のHDLコレステロール値が低すぎる状態を指しています。

 
【低LDLコレステロール血症と低HDLコレステロール血症の診断基準】

LDLコレステロール

80mg/dl未満

低LDLコレステロール血症(ゆるい基準)

25mg/dl未満

低LDLコレステロール血症(厳しい基準)

HDLコレステロール

40mg/dl未満

低HDLコレステロール血症

 

血管内にたまっていくLDLコレステロールを取り除く役割を持つHDLコレステロールの数値が低すぎると、動脈硬化を引き起こす原因になります。
さらに、心筋梗塞や脳梗塞などにもつながるため、HDLコレステロール値を高くすることが求められます。

食生活や生活習慣の改善が推奨されていますので、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを下げる食品選びが重要になります。
野菜を豊富にとり、タンパク質は青魚や大豆製品などから摂取することが望ましいでしょう。

コレステロールが低いとどうなる?

高コレステロールばかりが危険といわれますが、低コレステロールも健康へ大きく被害が及びます。
細胞をつくる働きをもつコレステロールが減少してしまうと、細胞膜が弱くなってしまい、脳出血や脳卒中のリスクが高まります。

また、低コレステロールでは、甲状腺機能亢進症や肝硬変などにも気をつけなければなりません。
甲状腺機能亢進症になると、甲状腺から甲状腺ホルモンが過剰分泌されることで、新陳代謝が異常に高くなってしまいます。
代謝の亢進にともなって脂肪の代謝も活発になることによって、低コレステロールに至るのです。

20から40代女性に多くみられるバセドウ病は、甲状腺機能亢進症の代表的な病気です。
疲れやすい、動悸、頻脈、目つきがきつい、イライラ感などの症状に心当たりがある場合は、医師に相談してみましょう。

コレステロールの不足は、さまざまな病気を引き起こします。
コレステロール値が高すぎず低すぎない状態を目指すことが、もっとも重要だといえるでしょう。

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