年齢・性別とコレステロールの関係について

血中コレステロール値は、年齢によってそのリスクの高さが異なります。
コレステロール値が高くなる時期を知っておくと自己管理がしやすくなりますので、これを正しく知ることが重要です。
コレステロール値の変動には男女差があるため、性別ごとに変動の傾向パターンを理解しておきましょう。

スポンサードリンク



コレステロールの年齢別・性別ごとの推移

こちらは、脂質異常症の疑いがある人の比率を年代・性別ごとに表したものです。
まずは男性からみていきましょう。
男性は20代からすでに5%を超える人が、コレステロール値が高いことが分かります。
30代から40代にかけて、およそ2倍にもその数が増えます。

40代から50代にかけてもその勢いは留まりませんが、50代を過ぎたところで上昇がストップします。
そこからの推移は非常にゆるやかになりますので、男性は30歳を過ぎたあたりから50歳前後までは、コレステロール値の変動をしっかりと注意しておくようにしましょう。

一方、女性は20代では1%を下回っており、30代になってもその数値はほとんど変わりません。
しかし、30代半ばから徐々に脂質異常症の疑いを持つ人が増え始め、40代からその数は一気に上昇し、50代にはなんと4倍を超えるほどです。

60代を過ぎても上昇を続けているため、女性は40代からの自己管理に大きな注意が必要でしょう。

男性のコレステロール値が高くなる理由は、仕事による生活の変化

男性は20代からコレステロール値が高くなりやすいことが分かりましたが、これは社会人になり、生活習慣が変化することが大きな理由だとみられています。

夜遅くまでの残業やお酒のつきあい、重たいプレッシャーや人間関係によるストレス、喫煙、運動不足など、生活習慣病の要因が毎日のように続くことになります。

このため、男性は働き盛りの年代に、コレステロール値が高くなる傾向があるのです。

女性の上昇が遅いのは、女性ホルモンによって守られているから

女性の場合、エストロゲンという女性ホルモンの働きによって、コレステロール値が調整されます。
そのため、若いうちはコレステロール値に異常が表れるケースが少ないのです。

そのため、閉経時期には要注意!
女性ホルモンの分泌が減少するとともに、コレステロール値が大きく上昇する傾向が高いため、年齢を重ねるごとに体の変化に気をつける必要があります。

女性の高齢者は、特にコレステロール値の変化に注目するようにしましょう。
生理がなくなることによる体への影響は、想像以上であることを、このグラフから覚えておいてください。

妊娠中は脂質異常症にご用心!

妊娠中は、胎児を育てるために多くの脂質が必要とされます。
そのため、脂肪やコレステロールが増えやすくなり、コレステロール値の異常がみられるケースが多くみられます。

妊娠高血圧症候群になると、さらにコレステロールの上昇が懸念されるため、妊娠高血圧症候群にならない生活習慣を心がけましょう。

コレステロールの基礎知識
総コレステロールについて
善玉コレステロール(HDLコレステロール)について
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)について
コレステロールと病気の関連性
脂質異常症の基礎知識
高脂血症の基礎知識
コレステロール対策
コレステロール対策 食事編