総コレステロールってなに?

総コレステロールとは、血液中にあるコレステロールの総量のことです。

血液検査の項目に“総コレステロール値”とありますが、これは、LDLコレステロールやHDLコレステロールなどのリポタンパクや、脂肪と結びついてリポタンパクとなるアポタンパクなど、すべての種類をまとめた値ということになります。

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総コレステロール値から分かる生活習慣病の危険性

血中総コレステロールを検査することで、どのような病気のリクスがあるかを調べることができます。
その病気とは、脂質代謝異常(脂質異常症)や動脈硬化、心臓病などで、これらは、いわゆる生活習慣病のことです。

トータルコレステロールが高くなる脂質代謝異常の状態が長く続くと、動脈硬化がどんどんと進行していく恐れがあります。
これが心臓や脳などで起こってしまうと、狭心症や心筋梗塞、脳卒中など命に関わる大きな病気につながる可能性があります。

こうした恐ろしい病気のリスクを調べるためにも、健康診断などの血液検査で総コレステロール値を測定するのです。

総コレステロール値は高い方がいい? 低い方がいい?

総コレステロール値(chol)から疑われる病気

数値(mg/dl)

疑われる病気

300以上

高コレステロール血症だけでなく、脂肪肝や糖尿病、ネフローゼ症候群などのリスクが高い。投薬治療の必要あり。

220〜300

高コレステロール血症。他にも、脂肪肝や通風、糖尿病などの疑いも。

130〜220

正常値

130未満

数値が低下するほど、肝硬変、慢性肝炎、急性肝炎、栄養障害、甲状腺機能亢進症などのリスクが高い。


以上の表からも分かるように、総コレステロール値は、高過ぎても低過ぎても問題があります。
数値が正常値を超えている場合は、動脈硬化が進行していく可能性があるため、医師と相談のうえ、さらに詳しく検査することをおすすめします。

一方、数値が正常値より低い場合には、肝機能の検査を受けることをおすすめします。
こちらに異常がなければ、栄養状態について調べることになるでしょう。

閉経後の女性の場合は、この表にある正常値より多少高くても問題ないでしょう。
ホルモンの関係でコレステロール値が上昇する傾向があるため、1500240mg/dl程度が基準値とされています。

また、総コレステロール値は、遺伝や体質などによって個人差がありますし、生活習慣やストレスなどの影響を受けて変化しますので、大きな変動がなければ、さほど気に病むことはありません。

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