総コレステロールは、高くても低くてもダメ!

脂質であるコレステロールは、私たちの体内で細胞やホルモン、胆汁酸の材料となるなど、さまざまな重要な役割を果たしています。
こうした働きを持つコレステロールが、人間の体にとって欠くことのできないものであることは明白です。

ここでは、その重要なコレステロールが高くても低くてもダメな理由をお伝えします。

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正常値から自分の状態を把握する

以下の表は、各コレステロールの正常値を示しています。
の基準値よりコレステロールが高い場合、脂質異常症と診断されます。
脂質異常症になると、動脈硬化をはじめとしたさまざまな病気リスクが高くなるため、コレステロールが高くてダメな例の最たるものといえるでしょう。

一方、コレステロールが低過ぎるとダメというのは、冒頭でもお伝えしたようにコレステロールが体の中で重要な役割を果たす物質であるためです。
コレステロール値が低過ぎることで、必要な量を満たすことができなくなってしまいます。

コレステロールの正常値

項目

正常値(mg/dl)

異常値(mg/dl)

総コレステロール

130〜219

220以上

ldlコレステロール

70〜139

140以上

hdlコレステロール

40〜65

40未満

中性脂肪

30〜149

150以上

lh比で悪玉と善玉のバランスを調べよう

体内では、血管にこびりついて血栓をつくる悪玉コレステロールと、それをお掃除する善玉のバランスが保たれることで、正常に機能を果たしています。
しかし、このバランスが崩れた場合、脂質異常症などが疑われるケースが多いのです。

悪玉と善玉のバランスを知るには、脂質異常症の診断でも使われているlh比を計算するとよいでしょう。
lh比の計算式は、「ldlコレステロール値÷hdlコレステロール値」となっています。

lh比の見方としては、2.0を超えている場合は動脈硬化の疑い、2.5を超えていると血栓の発生が考えられます。
健康な人の場合では、2.0以下、高血圧・糖尿病患者や、過去に心筋梗塞などの前歴がある場合では1.5以下にすることが望ましいでしょう。

ldl値が高過ぎるなら、hdl値も高くしよう

生活習慣病や肥満などの原因となるldl値(悪玉)が高過ぎる場合、hdl値(善玉)も高めることで、結果的にldl値を下げることができます。
ldl値が高いうえに、hdl値まで高くなってしまうことで、これらを合わせた総コレステロールも高くなってしまいますが、まずは病気にならないためにldl値を下げることが先決です。

hdl値は運動で高めることができますので、定期的な運動習慣を設けてhdl値を高めるような生活習慣に変えていきましょう。

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