善玉コレステロール(HDLコレステロール)が低くなる原因とは?

善玉コレステロール(hdlコレステロール)は、血管にこびりつく余分な悪玉コレステロール(ldlコレステロール)を取り除き、動脈硬化のリスクを抑える働きを持っています。
悪玉コレステロールが過多になりがちな現代人にとって、非常に重要な善玉コレステロールですが、これが低い場合、その原因は何なのでしょうか。

今回は、善玉コレステロールが低い原因をご説明します。

スポンサードリンク



さまざまな病気が疑われる低hdlコレステロール血症

基本的には、善玉コレステロールの数値が高い方が健康への心配が少ないでしょう。
善玉コレステロールは、基準値より低い場合に注意が必要です。
以下の表は、hdlコレステロールの基準値です。

hdlコレステロールの基準値に基づく脂質の評価

数値(mg/dl)

評価

40〜74

問題なし

35〜39

軽度の異常

30〜34

中度の異常

30未満

高度の異常

hdlコレステロール値が35を下回る場合は低hdlコレステロール血症と診断されます。
低hdlコレステロール血症の場合、以下の病気が疑われます。

●メタボリックシンドローム
●動脈硬化
●虚血性心疾患
●糖尿病
●家族性低HDL血症
●家族性LCAT欠損症
●アポA-1欠損症

数値が35以下の場合は、これらの病気の可能性が高いため、医師の診察を受けましょう。

hdlコレステロール値が低くなる生活習慣

hdlコレステロール値が低くなる原因は、病気だけでなく生活習慣にひそんでいることもあります。
以下の項目に心当たりがある場合は、生活習慣の見直しが必要です。

●肥満
●過度の喫煙
●暴飲暴食
●肉や揚げ物を好んで食べる
●運動不足
●薬剤、ホルモン剤の投与

これらの生活習慣を続けていると、今は大きな病気がなくても、いずれ生活習慣病になってしまう可能性が高いでしょう。
検査の結果、低コレステロール値血症を認められたのであれば、すぐにでも改めるようにしましょう。

善玉コレステロールを増やす方法

○青魚の摂取
○ナッツ類の摂取
○アルコールの摂取(1~2杯程度まで)
○薬物療法

医師の診察を受けたうえで、これらの方法を取り入れながら生活習慣を見直すと、善玉コレステロール値が上昇する可能性が高いでしょう。

青魚や魚介類などに含まれるEPA、DHAには、hdlコレステロールが多く含まれていますし、ナッツ類に含まれるα-リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変換されるため、ナッツ類の摂取も効果的です。

また、1日1杯程度の飲酒であれば、 hdlコレステロールを増やす効果が認められています。
効果は高いですが、飲み過ぎやおつまみの摂取などによって、かえって悪玉(ldl)コレステロール値が高くなったり、別の健康被害が出ることもあるため、飲み方には注意が必要です。

コレステロールの基礎知識
総コレステロールについて
善玉コレステロール(HDLコレステロール)について
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)について
コレステロールと病気の関連性
脂質異常症の基礎知識
高脂血症の基礎知識
コレステロール対策
コレステロール対策 食事編